ペンタックスのミラーレスの噂

Pentax Rumorsに出ている「Pentax vintage mirrorless camera rumors」という記事を見ました。デジカメinfoさんのサイトで紹介されております。

「ビンテージのFF・APS-Cのミラーレス」以外、どのような内容のカメラかの情報はありません。

デジカメinfoさんの記事に寄せられているコメントを見ても多くは、K-01スタイルと予想されているようです。私も、可能性としてはそうかなと思います。ペンタックスのラインナップを見ても「ビンテージスタイル」を取るならば、遊び心を持った製品ということで、K-01のような成り立ちで、言葉は悪いかもしれないけれど「お手軽」に作ることができるでしょう。今はまだフルサイズKマウントを開始したばかりで、リソースをそちらに振り向ける必要がある状況ではそういう方向性である可能性が高いと考えられます。

しかし今ここで、あえて本格的なミラーレスの新マウントを立ち上げるべきかと思います。長期的視野に立った場合、製品ラインナップの中心はミラーレスが担うことになるでしょう。ミラーレスカメラの性能や機能がどんどん向上する中、一眼レフだけにこだわるのは危険だと思います。そして新マウントミラーレスの参入タイミングは、早ければ早いほどよいはず。もたもたしているうちに他社にどんどんパイを取られてしまいます。以下、こんなミラーレス戦略ならペンタックスのミラーレスも成功に導けるのでは?と、個人的な考えを書きます。

新マウントを立ち上げるならレンズはどうする?という疑問が挙がってくるのはお決まりのパターンです。ここは開き直って、レンズは当面、標準単焦点1本(35mm F1.8とか)のみにする。それは本体とともに、ビンテージルックで極めてスタイリッシュで惚れ惚れするデザインや質感に仕上げます。このボディとレンズの組み合わせだけで、レンズ固定式カメラとみなしたとしても大いなる魅力を放つような作り込みとします。そのうえで、本体には、Kマウントアダプタを標準で添付し、しばらくはレンズ交換を楽しむならばKマウントのカメラとしての使い方を基本としてもらう、そういう位置づけの製品であることをメーカーがはっきり表明してしまいます。

新マウントはしっかり大口径にしてソニーα7シリーズに対するメリットを確保し、フランジバックもなるべく短くします。ボディ内手ぶれ補正は当然、搭載します。そして、さまざまなサードパーディーのマウントアダプタで各社のレンズを取り付ける使い方を、メーカー側で大いにウェルカムと言い切ります。ボディ側ではマニュアルフォーカスをとことんやりやすくする機能を充実させ、また、電子接点のないレンズでもカメラ側の機能制約はなるべく無いようにします。

更にメーカー純正の、Mマウントアダプタなどを出してしまいます。GXR用のMマウントユニットを出したリコーさんのことですので、これくらいのことはできるはず。こうして新マウントのカメラは最強のオールドレンズ母艦としての地位を固め、少なくともボディは大いに、とは行かなくても正攻法で普通に作るよりはよほど売れるでしょう。レンズラインナップは、FF・Kマウントを優先させ、同時に新マウント用も並行してじっくり充実させます。

このようなことが出来るのは、現時点ではリコー(ペンタックス)のみでしょう。他社、特にニコンやキヤノンは他社のオールドレンズに親和性の高いカメラを出す可能性はまず無いと思われます。上記のような方針のミラーレスカメラを出してほしいと考えているユーザーは少なくともここに1人はいます(笑)。