サムスンのカメラ事業はどうなる?

PhotoRumorsDPREVIEWに、サムスンのミラーレスカメラNX500がディスコンになったとの記事が掲載されています。同時にNX1も大幅に値下げされたようです。

それまではサムスンの現行ミラーレスカメラはこのNX500と、フラッグシップのNX1のみでした。そのような状況での今回のニュース、これまで囁かれていたサムスンのカメラ事業からの撤退が、いよいよ現実化するのでしょうか。・・・どう見ても終わってますね。これだけではありません。先月下旬には、サムスン・インディアが、カメラ生産を終了した旨、ツイートしています。

サムスンのカメラは日本では流通していないので、当然日本人には馴染みがないのですが、DPREVIEWのフォーラムなどを見ていると、概ねユーザーの満足度は高く、特にNX1の顧客満足度は抜きん出ているようです。よくある、一眼レフ vs ミラーレス論争でも、ミラーレスの優位性を示すために頻繁に引き合いに出されるのがNX1です。

そのような実力を持ったサムスンのカメラを日本人が知らないということは、日本のカメラ界にとって危険なことではないのかと、危惧していました。しかし、これは杞憂に終わりそうです。やはりカメラというものにとって歴史やブランドが非常に重要なものだという、ある意味当然なことを再認識した次第です。

ところでサムスンは、一昨年と昨年、一眼レフカメラを回収箱に投げ捨てるとNX500を無料でゲットできるという「Ditch the DSLR」キャンペーンを実施しました。このキャンペーンに乗ってしまったユーザーにどう責任をとるのか。その対応も関心を集めそうです。

ニコン大井製作所101号館、取り壊しへ

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今日のニコン大井製作所101号館 (16/03/29)

田中希美男氏のツイートで知りました。

品川区の西大井にあるニコン大井製作所101号館が近々取り壊されるそうです。取り壊しの話は、一年ほど前に耳にしたのですが、とうとうその日が来るというわけですね。個人的には大変残念で寂しい話です。

私は7年ほど前に東京に移り住み、たまたまこのニコン大井製作所から徒歩数分のところに住むことになりました。毎日その前を通るうちにニコンに親しみがわき、D800を買ってしまいました。それは今でも愛用しています。一昨年には西大井内ですが、横須賀線の西側の少し離れたところに引っ越したものの、すぐ近くであることには変わりありません。

昨年の一月以降、ニコンのカメラ部隊は品川インターシティ(港区)に移ってしまいました。私の知人が駅前のカレー屋さんの店主ですが、彼はニコンの人が少なくなり売り上げが減ったと嘆いていました。これをお読みの皆さん、西大井へ行ったら駅前のポカラというカレー屋さんにぜひ寄ってください(笑)。

この「101号館」はニコンのカメラやレンズの発祥の地とのこと。戦前に建てられ、建て増しを繰り返し今の形となりました。面白い外観のこの工場の建物とももう少しでお別れ。解体の様子を定期的に撮影し、このブログに掲載しようと思います。興味ある方は今後もチェックしてみてください。

跡地は公園になるらしいと聞いています。ニコン関係者の方によると「未定で、マンションを建てるなどということは恐らく無い」とのこと。細い道を隔ててすぐ西側にも広い運動公園がありますが、そこは隣接するマンションとともに三菱重工の工場跡地だそうです。ここら辺一帯は、ニコン含め三菱グループとの関係が深かったのかも知れません。そういえば私が今住んでいるところの大家さん(90歳)は、かつて電気関係の商売をされていたようで、その関係か、エアコンやら何やらかにやらの設備がことごとく三菱電機製なのです。

それはともかく、私は古い建物が好きで、普通の民家などでも取り壊されそうな建物や、取り壊しの現場を見ると、思わずカメラを向けてしまいます。そんな中、今度のニコン大井工場は別格です。別れは寂しいですが、しっかりと見届けようと思います。

シグマのEマウントアダプタ、ニコンF・ペンタックスKマウント用の可能性は?

シグマから、SA・EF→Eマウントアダプタが発表されました。
SAマウント、EFマウントのシグマ製レンズをソニーEマウントミラーレスカメラで使用することを意図した製品です。

これについて、ニコンFマウント用やペンタックスKマウント用を望む声も少なくないようです。その実現可能性はどうなのでしょうか?

メーカーによると、これはSAマウント、EFマウント共に絞りが電磁駆動であり、シンプルな成り立ちであるから実現できたとのこと。

とすると、絞りが機械式駆動方式のニコンFマウント、ペンタックスKマウントは開発のハードルが高いため、可能性としては下がると思われます。

さらに、これはEFマウント用のアダプタでもキヤノン純正レンズは無保証であり、あくまでシグマ製レンズの利用範囲を広げる目的を持った製品です。とすると、事実上、商品化がストップしているkマウント用をわざわざ作るとも考えられず、Kマウント用は、より実現可能性が下がるとみてよいでしょう。

それに、SAマウントとEFマウントとでは、形状は違えど、電気信号に関しては互換性があるのです。違いは形状のみであるため、SAマウント用を作れば、半自動的にEFマウント用もできてしまうのです。他のマウント用の製品を作るならば、そのあたりも始めからやり直しになってしまいます。

そういうわけで、シグマ製のマウントアダプタはSA・EF→Eマウント用で打ち止めと考えるのが妥当でしょう。

しかし、私個人的には、上に記したことが外れることを期待しています。よりたくさんの人が強く望めば、実現の可能性は高くなることでしょう。

PENTAX K-1の対象としている顧客は?

DPREVIEWに、ペンタックスK-1の試作機を横浜で試用したレビュー記事が出ていました。
CP+ 2016: shooting the Pentax K-1 in Yokohama

その中で気になる一文が。
「ペンタックスは、K-1は主に既存のペンタックスユーザーを対象としてると述べている。」
(Pentax has said that the K-1 is primarily targeted at existing Pentax owners. )

メーカーがそのように述べているのでしょうか。他にもそのような情報を探してみましたが、見つかりませんでした。

K-1は極めて内容が濃く、他社ユーザーの取り込みも可能な魅力的を持った機種だと思いますので、メーカーがそのような意識でいるとなると、ちょっと問題かなと思います。こういう些細な事でも結構、販売に影響すると思うんですよ。成功させたいなら、たとえ非公式な雑談であったとしても、「他メーカーからの移行を積極的に意図しています!」というべきでしたね。

既存ユーザーをメインターゲットにするなら、これだけユーザーを待たせることなく、従来のFAレンズがとりあえず使えるよう、簡易なボディを提供することもできたのでは?と思います。

とはいっても、現状、レンズのラインナップ等、システムとしてのあり方はこれから整備すべき点もあることは事実です。それは今後に期待するとして、せっかく力作のボディを作ったならば、積極的に売ってほしいですね。

サムスンのフラッグシップスマホにソニー製のイメージセンサーが・・・

DPREVIEWに、SAMSUNGの最新フラッグシップスマートホン GALAXY S7 のカメラには、ソニーのイメージセンサーが使われていることが紹介されています。

Samsung Galaxy S7 teardown reveals Sony IMX260 Dual-pixel sensor

これは、Chipworksによる調査を紹介したもので、GALAXY S7の背面カメラにはソニーのイメージセンサーIMX260が使用されているとのことです。

このイメージセンサーは1200万画素で、キヤノンのデュアルピクセルCMOS AFに類似した方式による位相差AFの機能を持っているようです。位相差AFの画面カバー率は100%とのこと。

サムスンは、イメージセンサーを内製できることがスマホメーカーとしての強みの一つですが、フラッグシップ製品にソニー製のイメージセンサーを採用したということは、現時点でセンサー技術においてソニーに負けているということを表明しているようなものですね。

とはいえ、(スマホではないですが)DXOMarkのスコアを見ると、APS-Cセンサについていえば、決してソニーに大きく負けてはいません(サムスンNX1は像面位相差AFを持ちつつも82,ニコンD7200は87)。サムスンはポテンシャルの高いイメージセンサー技術を持っており、侮れません。ただ現時点ではフラッグシップスマホに採用するセンサーとして妥協を排除した結果、ソニーが選ばれたのかもしれないですね。

国内のセンサーメーカーが健闘していることはよいことだと思いますが、近頃ソニー以外の選択肢が徐々に減っているようです。多様性維持のためには他メーカーにも頑張ってほしいところです。

 

Nikon DL、名前はイマイチだが内容はとても魅力的

先日、ニコンからレンズ固定式デジタルカメラのDLシリーズが発売されました。DLシリーズはそれぞれ異なるレンズが搭載されており、その名称は「DL」に続きレンズの焦点距離と開放絞り値となっており、まるでレンズの商品名です。そのこと自体はユニークでいいと思います。

DLシリーズは、

  • DL18-50 f/1.8-2.8
  • DL24-85 f1.8/2.8
  • DL24-500 f2.8-5.6

の3種。名称に焦点距離が入ると先に書きましたが、このカメラは1型センサーを搭載していますから、実焦点距離ではなく35mm判換算の値です。「mm」が入らないところがポイントですね。

18-50は、コンパクトデジカメとしては大変珍しい、超広角タイプです。個人的にはこれに一番惹かれます。これまでコンパクトデジカメで超広角といえば、ケンコーから出ていた14mm相当の製品が有りましたが、これはトイデジというべきもので、本格的な撮影には不向きでした。また、シグマのdp0は21mm相当ですが、ちょっとコンパクトとはいえない大きさですし、カメラの性質からいっても気軽さに欠けます。その点、このDL18-50mmは手軽に高画質が得られるカメラとして期待できます。コンデジ初のナノクリスタルコートが施されており、強い逆光耐性が期待できます。

DL24-85も魅力はあるのですが、RX100シリーズ等の対抗機種とみていいでしょう。

DL24-500は1型センサで超高倍率という点で、これも魅力的。バイクでツーリングに行く時や旅行で荷物を減らしたい場合などに使いたいものです。似たようなコンセプトのRX10シリーズやFZ1000もありますが、DL24-500は明るさを妥協して望遠側の焦点距離を取っています。明るさと望遠の両方取れればもちろんいいのですが、センサーの高感度特性が向上するにつれ、レンズの明るさは問題にならなくなっていくでしょう。

このシリーズはAFが像面位相差センサを用いたもので、ニコン1を思わせる成り立ちです。AF追従で20FPSの連写性能もなかなかのもの。ニコワンの代替としても成立しそうな内容です。高速連写というと望遠でスポーツや鳥の撮影をするイメージを持ちますが超広角ではどう活用するのでしょうね。ダンスシーンなどを身近で撮影するとか?

ところで、タイトルに、名称がイマイチと書きましたが、それは、「DL」の語感がどうも高級なカメラに似合わないように感じるということです。DLというと、まず「ダウンロード」を思い浮かべます。また、人によっては、いろいろ批判のあるビジネスにおける用語を思い浮かべるでしょう。また、昔のカセットテープで、ノーマルポジションの廉価商品にもDLがあったと記憶しています。デジカメで言うと、ペンタックス*ist DLという、当時のDSLR最廉価機種がありました。このように、別のものを連想させるという点で、ペンタックスの「HD」にも同様な違和感があります。それ以前にそもそも「DL」という名称がカッコよくないというのが、イマイチなんですよね。

バイクやスポーツカーは、カッコ良さもが大切ですので、名称も、少なくともそのバイクや車のカッコよさを損なわないものが付けられています。マツダのRX-7/8や、カワサキのZX○○○、ヤマハのFZ○○○などありますね。ソニーのRXやパナのFZなんかはこれらのバイクや車の名称にも通じる、響きのよさがあります。これに対してDLは・・・。もう少し、考えてほしかったと思います。名称は、売れ行きにもかなり影響すると思うのですよ。

しかし名称は別として、カメラの内容としては大変魅力的に思えますし、デザインも個人的には好きです。発売が楽しみですね。

SIGMA SD Quattro が一眼レフを捨ててミラーレスになった本当の理由は?

シグマのSD QuattroがCP+2016の目玉の1つだったということは間違いないでしょう。カメラとしての性能や機能以上に、たいへんユニークな外観、ミラーレスとしての成り立ちに注目を集めました。

シグマのSDシリーズはこれまでずっと一眼レフだったのですが、ここへきてミラーレス化してきました。シグマCEOの山木和人氏は、CP+での講演にて、解像度の高いFoveonセンサーとミラーレスとのマッチングがよいからという趣旨の発言をしていました。

よく言われることですが、一眼レフシステムはAFセンサーと撮像面が別の場所にあるため、カメラの解像度が上がるに従い、ピント合わせの精度が問題になっています。これに対し、ミラーレスカメラはイメージセンサで像を読み取ってAFしますから、そういった問題は起こりません。

それにSDシリーズは動き物を高速連写で撮影するといった用途にはもともと不向きで、じっくりと静物や風景に向き合うという性格ですので、一眼レフの高速・機敏な動作という特徴はあまり活かされていませんでした。ここにも、一眼レフにこだわる必要が無い理由が見出せます。

以上のことはシグマ社が述べていることでもあるのですが、私は他にも重要な理由があると考えています。それの一つは、シグマにとって一眼レフカメラの開発が重荷になっていたのではないかということです。

CP+での山木氏の講演では、冒頭で、シグマ社の取り巻く外部環境の悪化で、業績が右肩下がりであることが述べられていました。そして、この話題にかなりの時間を割いていました。これは、「皆さん助けてください!、我が社の製品をもっと買ってください」というメッセージであると同時に、SDシリーズで一眼レフをやめる理由も暗に示しているのではないかと私には思われました。

一眼レフのカメラはいうまでもなく、精密機械の最たるもので、開発には非常にコストや時間がかかります。業績が下がっているシグマにとって、一眼レフの開発を継続するのはかなりの負担であったと考えられます。一眼レフの開発をやめることで、シグマにとっては肩の荷が下りたことでしょう。

以前、シグマの社員へのインタビュー記事で、ペンタックスKマウント用のレンズを出さない理由として「機械部分(絞り)があるので開発が困難」というようなことを述べていたものがあったと思います。これよりよほど困難な一眼レフカメラの開発は、止めたい考えがより強かったことでしょう。

他の理由としては、価格コムあたりに、シグマのAFセンサはオリンパスのフォーサーズのEシリーズと共通ではないかというような書き込みがありました。これが本当かどうかは知りませんが、シグマが一眼レフカメラを作るにあたって、全て内製ということは考えにくく、他社(オリンパスあたり?)の協力もあったのではないかと推測します。そしてオリンパスは一眼レフをやめましたし、キヤノンや仲の悪いニコンが協力するとも考えられず、ペンタックス(リコーイメージング)にそういった余力があるとも考えられません。つまり他社からの協力が得られなくなったので、一眼レフの開発を止めざるを得なくなったという理由もあるように思えます。

まあ、どのような理由であれ、SDシリーズのミラーレス化は、高解像度が持ち味のFoveonセンサでAFをしっかりできるという意味で、私はよいことだと思っています。

なお、CP+にて説明員に、今後SDの一眼レフを出す可能性について尋ねてみたところ、無いということでした。

昔、ペンタックスのフルサイズ機の開発が中止された理由は

海外のデジカメ総合サイトDPREVIEWに、「ペンタックス、フルサイズ機の長くて困難な道のり」なる記事が掲載されています。

http://www.dpreview.com/opinion/4721880615/the-long-difficult-road-to-pentax-full-frame

詳細はリンク先をご覧いただくとして、この記事の中でちょっと興味を引く部分がありました。15年前にペンタックスのフルサイズ機の開発が中止されたのは、公式には「製品化したら価格が高くなりすぎるから」だとされているのは周知のとおりなのですが、この記事を書いたライターは、実はそうではなくて、採用予定だったフィリップス製の600万画素フルフレームイメージセンサーの性能が悪かったからではいようだ、としています。このイメージセンサーは、CONTAX Nデジタルにも採用されたものと同じで、当該センサがイマイチだったというのです(※)。

(3/12追記)
その後に知ったのですが、当時はフルフレームのイメージセンサーを作ることができなかったので、このフィリップスのイメージセンサは複数の小さなサイズのイメージセンサを貼りあわせて作られたそうです。その繋ぎ目のところで段差ができるので、CONTAX N Digitalにおいては各個体ごとに固有のパラメータディスクが付属し、RAW現像の際にはこれを用いて画像を調整する必要があったとのこと。このようなイメージセンサを使ってカメラを作れば、プロもアマチュアも手が出せない、「マニア」にしか使えないものになってしまいますね。ペンタックスが断念したのも当然でしょう。
それに、CONTAX N Digitalの価格は80万円でしたが、イメージセンサの価格もそれくらいしたので作るほど赤字だった。しかし当時の社長のこだわりで作ったということらしいです。価格面とセンサの素性の両方に問題があったわけですね。
(追記終了)

その当時、他にセンサー調達先が無かったので、開発を諦めたのは仕方がないことだったわけですね。コダックのフルサイズセンサーもあったのでは?と思って調べてみると、こちらは2003年に、同センサーを採用した最初のカメラ(DCS Pro 14n)がコダックから出ているので2001年には利用可能ではなかったかもしれません。しかしこのセンサーが利用可能となった時点でペンタックスもフルサイズ機について再検討していれば、その後の命運もまた違ったものになったかもしれませんね。

まあ、たらればの話をあまり考えても仕方がないので、ここは単純にK-1の誕生を喜ぶことにいたしましょう。

(※)とはいえ、CONTAX N Digitalのユーザーレビューを見てみると、画質に関しては絶賛しているものが多いですね。AFやAEに対する不満は大変多いようですが。

ペンタックス初のフルサイズ一眼レフK-1がようやく登場

先月、リコーイメージングから、PENTAX K-1 が発表されましたね。待たれていた方、おめでとうございます。

フルサイズ機の試作機「K-1」は、2001年に参考出品されており、それから15年経った今、こうして「K-1」が製品として世に出ることとなったわけでして、なかなか感慨深いものがあります。この間には、企業としてのペンタックスは消滅し、ペンタックスブランドはHOYAのものとなるなど(リコーはペンタックスのブランド名称を今でもHOYAから借用している)、紆余曲折があったわけですが、そのような困難の中にあっての製品化。成功を願わずにはいられません。

もうここで書くまでもなく、このK-1には、様々なギミックが詰め込まれています。

中でも、K-3IIから採用された、「リアルレゾリューション」が、数あるフルサイズ機からこれを選ぶにあたっての、差別化ポイントかと思っています。

液晶画面などに埋め込まれたLED照明、これは大変便利そうです。私のように夜間、暗闇で撮影することの多いユーザーならば、使ってみるまでもなく、この機能の有用性は強く理解できるでしょう。

また、「ギミック」の最たるものとしては、どんな方向にも向けられるフレキシブル液晶画面。回転方向にまで動かすことが可能となっており、有用性を判断するには実際に使ってみる必要がありそうです。

国内価格は約25万円と、内容を考えるとバーゲンセールと言っていいでしょう。ただ、レンズについては逆に割高感が気になります。たとえば、D FA 15-30mm F2.8は20万円弱と、けっこういい値段。これは、中身が現在、約半額で売られているタムロンの15-30mmのOEMと考えると、価格の妥当性に疑問を持ってしまうのは無理なからぬところでしょう。でも、キヤノン・ニコン・ソニー用を買っても、「リアル・レゾリューション」と組み合わせては使えません。ここに、10万円の価格差の合理性を見いだせるかが鍵となりそうです。

 

ニコンDXフラッグシップD500、長年の沈黙を経てついに登場

ニコンのメーカーサイトでフルサイズフラッグシップ機のD5と共に、APS-Cのフラッグシップ機D500の発表について掲載されています。D5のほうは、事前の情報リークが普通にありましたが、D500についてはこれといって確度の高い事前リークが無く、寝耳に水といった感じでした。

発表された時刻が、日本時間の何時かはわかりませんが、午前7時前にはすでに掲載されていました。この朝早くの発表というのも珍しく、驚いてしまいました。

主なスペックは:
・撮像素子はAPS-C、2088万画素
・D5と共通のAF機能。153点AFポイント、中央で-4EV
・コマ速は10FPS。
・14BitロスレスRAW記録で連続200コマの連写が可能。
・バリアングル、タッチパネル液晶

14bitロスレスRAWで200コマのバッファの多さに不満を持つ人はまずいないでしょう。また、このカメラの性格を考えるとバリアングル液晶の採用は意外でした。

私は高速連写系の機種は使っていませんが、これらの機種により培われた技術が私の愛器でありますD800系にも反映されることを楽しみにしています。